学生時代にドラッグストアでアルバイトした時に、人と触れあう仕事は素敵だなと思うようになりました。ただ、私はもともと人と話すことが得意ではなく、このままだと苦手なままになってしまうと危機感を抱きまして。じゃあ「敢えて厳しい環境に身を置くことで苦手を克服しよう」と奮起しまして、就職活動では営業職を中心に応募しました。
その頃は車にさほど興味があったわけではありませんでしたが、当初からダイハツの車には身近さを感じており、生まれ育った地で働ける魅力もあって当社を選びましたね。

大学ではマーケティングを学んでいて、当初はマーケティング会社への就職を希望していました。ですが、就職活動を進める中で自分が本当にやりたいことを改めて見直しまして…。データとにらめっこしながら解決策を提案する一過性の仕事ではなく、お客様と長くお付き合いできる自動車販売の仕事に魅力を感じるようになったのです。
また私がもともとダイハツ車に乗っていてダイハツ自体に親近感を持っていたことと、女性のお客様が多くて女性が活躍しやすい環境だと感じたことが当社を選んだ決め手となりましたね。

私は子どもの頃から生粋の車好きで、高校卒業後に整備士の専門学校に進みました。就職先は自動車関係の中で幅広く探していたのですが、実は就職活動がなかなか上手くいかず途方に暮れていたんです。そのときに当時、当社に勤めていた先輩から声をかけていただき、採用試験を受けたという経緯です。
実際に働き始めてからダイハツのほとんどが軽自動車なので部品一つひとつが軽く、体の負担が少ないことが発見でしたね。この経験から、整備士を長く続けるためには必ずしも自分が好きな車のメーカーに就職することが正解ではないよ、と後輩に伝えています。

研修制度が充実していたことが大きな決め手となりましたね。私はもともと車が好きで、整備士の専門学校で学び、就職前に一級整備士の資格を取得しました。ただ、実際に働いた経験はなく「整備を一生の仕事にできるのか」という不安はありました。
いくつかの会社を見学した中で、新人研修や入社後のスキルアップ研修などがすごく充実していると感じたので、私は当社を選びました。また、取得するのに5年程度かかると言われている自動車検査員の資格を当社の社員になれば3年で取得できる、と明言いただいたことも選んだ理由のひとつですね。

女性の整備士ということで最初は少し不安もありましたが、実際に働いてみると先輩方はとても優しく、新人がわからないことも皆さん丁寧に教えてくれましたね。
現場の雰囲気も和やかで、困ったときには周囲にすぐ相談できる風通しの良さがあります。もちろん、ある程度の上下関係や規律はありますけど、かつて整備の仕事でイメージされたような“職人の世界”ではありません。性別や年齢に関係なく、誰もが働きやすい職場だと感じています。

当社にはFC（フレッシュマンコーチ）という制度があります。新入社員ひとりに対して1年間、先輩社員が寄り添って仕事を教えてくれる制度なのですが、この制度にとても助けられています。分からないことや悩んでいること、店長にも言いづらいようなことまで相談にのってもらえました。私の場合は女性FCが付いてくださり、話しやすかったのもありがたかったところです。

ひと昔前に比べると、整備士の職場環境はかなり良くなっていると感じています。いわゆる前時代的な考え方の整備士が全くいないとは言いませんが、今や限りなく少なくなっているでしょう。
というのも、人手不足の現代においては若い人を大事に育てる職場環境を作らないと、かえって自分たちが苦しくなってしまうからですね。世間一般で整備の現場に抱かれるような徒弟関係、上下関係といったイメージとはかなり違っていると思いますよ。

自動車販売業は地域密着の会社です。当社も地域やそこに暮らす人たちと、アットホームな関係を築けている会社だと感じています。
また、店舗ごとの関係性についても営業社員同士はもちろん、営業とサービス、事務との連携が上手く機能していると思います。この仕事はチームワークが大切ですからね。

私はまだ入社してからの歴が浅いのですが、既に顔や名前を覚えてくださっているお客様がいらっしゃるんです！
当社ではご来店いただいたお客様すべてに手書きの手紙を送っているのですが「もらった手紙がきっかけでダイハツ車を選んだ」と言ってくださったお客様がいて、本当にうれしかったですね！

当社での営業経験はもう10年以上になり、担当する顧客数も増えた中で「N.Hさんがいるから、ずっとここで車を買ってきたんですよ」といった言葉をいただけることや、アンケートで私の名前を出していただけることですね。これが、仕事の励みになっています。
単なるお客様としてではなく、お互いの価値観を深く理解しあって絆で結ばれているような関係になっている方も多いので、もしも他の社員と担当を代わるようなことがあったら、本当に涙を流してしまうかもしれませんね。

私は細かい作業や難しい作業ほど燃えるタイプなので、クラッチ交換などの重整備を担当したとき特に楽しさを感じています。時間をかけて分解し、部品を組み上げた後で無事に走ってくれたときには大きな達成感が得られますよ。また当社では年に1度、ダイハツ検定という社内検定が行われていまして。その機会のたびに学び、自身のレベルがひとつずつ上がっていくことも楽しみのひとつですね。

お客様に喜んでいただけたときはもちろんですが、他の人が挑戦してもできなかった課題をクリアし、同僚や先輩社員に感謝してもらえたときは、それ以上にうれしいですね。
現在はスタッフを育てる立場なので、自分が教えたことを若い人たちがしっかり実践してくれたときに喜びを感じます。「H.Aさんに教わった通りに行動したら、うまくできました」といった報告を聞くのがとても楽しみですね！

たとえ無茶ぶりと思うようなことであっても、行動しないうちから「自分にはできない」と言わないようにしています。これは自分に対してだけでなく、若い社員たちにも伝えていることなのですが、挑戦してダメだったら仕方ない、でも挑戦しないうちに「無理、できない」と言ってしまうと何も経験できません。最初から諦めないことが大事ですね。

常に人から頼られる存在になれるよう、意識しながら働いています。お客様から信頼を得ることはもちろんですが、一緒に働いている同僚や上司、先輩から信頼を得ることも同じく大事なことだと思っています。そのために、わからないことを自分から積極的に聞いたり、細かい情報まで常に共有したりして「この人だったら安心して仕事を任せられるな」と思ってもらえるよう努力しています。

お客様に対してはもちろんですが、周りにいるスタッフに対しても丁寧に対応するということを心がけています。営業職は、サービスや事務が支えてくれるからこそ成り立つ仕事。なので少しでも彼らが動きやすいように、楽しみながら働けるように考えることを大切にしていますね。

FCの先輩から常に言われていることが「お客様に対しても、同じ職場で働く仲間に対しても、常に感謝することを忘れないようにしなさい」ということです。最近ではそうした姿勢が私も板に付いてきて、お客様が席ついただけで「ありがとうございます」と言ってしまったりするのですが…（笑）。お客様が気持ちよくなってもらえればそれもいいのかな…と思っています。

営業職なので、やはり人と関わることが好きな方は向いていると思います。加えて、お客様に対しても他のスタッフに対してもこまめに連絡を取ることが大事なので、この仕事においては几帳面であることも決して損ではないでしょう。きちんと約束事を守ることで、信頼できる営業になれると思います。
逆に、向いていない人は仕事に対してルーズで約束事をすぐ忘れてしまうような人ですね。私の場合はそうならないよう、大切な用事などを逐一メモに残すなどして気を付けています。

この仕事に求められる性格は、常にレベルアップしようとする姿勢や学ぼうというチャレンジスピリットがあること。明るく、前向きであるに越したことはありません。整備士はひとり黙々と作業するイメージを持っているかもしれませんが、実際にはお客様や同僚、先輩・後輩社員と綿密なコミュニケーションを取ることがとても大切な仕事です。必ずしも流暢に話せる必要はないかもしれませんが、人と話すことが好きであることは大前提かなと思います。
コミュニケーションを取ることが苦痛な人は当社ではちょっと向かないかもしれません。

この仕事に合っている人は「向上心が高い人」でしょう。自動車の構造は日々進化していて、常に新しい知識や技術を身に付けなければなりません。自分から積極的に勉強し、知識を増やそうという向上心が高い方が合っていると思います。もちろん集中力も大事で、整備は手元の細かい作業だったり時間をかけて行う作業なので、集中力が続かない人にとっては苦痛かもしれません。
また、お客様にご説明することもサービスの仕事なので「整備は好きだけど人とのコミュニケーションは取れません」という人はあまり向いてないかもしれないですね。

人と触れ合える仕事をしたいと思っている人、自分自身が成長していきたいと思っている人には、本当に良い場所だと思います。
私の場合はこの仕事を通じ、常に人の気持ちを考えながらコミュニケーションを取ることができるようになり、人間としての成長を実感することができました。もともと人と会話することが苦手だった私でも、14年この仕事を続けてくることができたので。正直、向いていない人はいないんじゃないかなと思うのですが…。敢えて言うなら、ちょっとしたことですぐに諦めてしまう人は、この仕事をあまり楽しめないかもしれません。

同じ仕事をするにしても単に黙々と作業するのではなく、楽しみながら仕事する方が成長するはず。多くの人とコミュニケーションを取りながら自ら目標を立て、積極的に動くという意識を持つことが仕事の楽しさにつながるに違いありません。意欲をもっている人にはぴったりの職場だと思いますよ。

学生の方の中には営業職と聞いて「強引な販売、厳しいノルマ」などを想像する方がいるかもしれません。しかし当社での営業職にそうした要素はありません。むしろ、一人ひとりに寄り添うことでお客様のカーライフを、ひいては人生をサポートする仕事です。安心して挑戦していただければと思います。

自動車の営業職はお客様のカーライフを支えるだけでなく、人と人との付き合いの中から、逆に元気をもらえることもある希有な仕事です。誰かの人生をサポートしたい、自分の人生を良くしたい、元気になりたい、と思っている方にはぴったりの仕事。ぜひ一緒に働きましょう。

この世に自動車というプロダクトが存在する限り、整備士は決してなくならない仕事だと思っています。当社は社風や職場環境、社員の成長をサポートする体制に自信があります。特に人と関わることが好きな人に向いている職場だと思いますので、ぜひ思い切ってチャレンジしてください。